■今月のコラム 今月のコラム

今月のコラムです2009年10月のコラム

テーマは・・・

「骨再生の三種の神器って??」です。

■掲載一覧へ  ■今月のコラムへ

 

こんにちは、岸川です

今月のコラムは“骨再生の三種の神器って??”です。

9月は、中国・大阪・韓国と、知識・技術の交流月間でした。
その中で、韓国慶州北道歯科医師会とは10年前日先研大阪がインプラントの技術交流で招待された折に友好関係を結び、以来隔年で招待して、招待されており今回が5回目の訪韓となりました。
韓国ではここ数年歯医者が職種別平均年収で常に1位か2位だそうで、ステータスも非常に高く、特に歯科医師会会長のそれは国務大臣級だそうです!Wow。

10年前当時の韓国は、インプラント治療が導入され始めたころで、デンタルショーを覘いても材料・器具・機器等の殆んどが輸入品で占められておりました。
韓国製の治療台もありましたが、どう見ても日本製のものと瓜二つで、スイッチの配置・デザインまで全く同じ、違いは押しても何も反応しないスイッチが混在していることでした。
しかし、あれから10年、韓国は自動車や電化製品と並び医療器械・器具の輸出を国の経済政策として推し進め、美容整形大好きな国民性も手伝って、歯科インプラント症例数は年々加速度的に増加し、インプラント関連商品においては既に日本を追い抜き続々と安価で良質な製品をつくっております。一昨年の訪韓時には進化するスピードに正直ビックリしたものです。が、今回の訪韓ではリーマン・サブプライム以降の世界同時不況の影響が日本よりかなり深刻なようで、今春の大卒者の就職率は6割にも満たないらしく、歯科インプラントの進展も相当鈍化しているとのことでした。
日本の医療政策はいったいどこに進路を向けているのか分かりませんが、インプラント治療に代表される歯科医療に関しては現場の極一握りの医療従事者の我慢強い自助努力により積み上げられてきたノウハウだけで辛うじてライバル韓国をかわしているように感じました。

写真1の左が先月当院で導入した世界最新のピエゾサージェリーです。(右は昨年秋導入して大活躍の世界最新のPRGFの遠心分離機です。)
昨年登場したこのモデルはイタリア製で世界初の内部注水式ピエゾで、刃先から注水されることで低侵襲の水圧式サイナスリフトが安全・確実に出来るのがウリでモノ自体もしっかり造られており日本でも大変好評で、輸入代理店も信用出来たので導入に踏み切りました。
写真2は今回の訪韓時現地デンタルショーで展示販売されていたもので、値段は日本での購入価格の半分程度でした。

何よりも、日本とタイムラグ無しに最新ピエゾが展示されていたのを見て、あらためて韓国の歯医者さん達の最新機器に対する貪欲さを感じるとともに、感心も致しました。

今月のお題、骨再生の三種の神器、 “最新ピエゾ” “PRGF” “優秀なスタッフ” 
これですべて揃いました!

先月の“長〜くかかる症例って??”に登場させる予定にしていたけど、間に合わなかった症例を提示します。
5月のコラムにも登場した 小○○ ○子さん 3○歳 女性 です。
写真A1、A2はH21.3.11初診時のものです。
写真A3は仮骨延長で骨再生した部分にインプラント埋入したところで、写真A4はH21.9.28最終補綴物装着時です。

 

今月も難症例たくさんお待ちしております。
では、また来月。

 

岸川歯科 院長 岸川 裕

 


 

 

医療法人 岸川歯科 大阪府堺市堺区一条通17-18
TEL:072-221-0506 FAX:072-222-7282

岸川歯科 鳳診療所 大阪府堺市西区鳳東町4-308-1
TEL/FAX:072-272-0796

HOMEクリニック予防歯科審美歯科インプラント在宅診療・入れ歯歯周病・口臭
歯ならび・矯正・小児歯科日曜診療・鳳診療所Q&A|コラム|リンク集

 

岸川歯科コピーライト